異なる周波数の電波を複数束ねて高速通信を実現するマルチキャリアアグリゲーションなど革新的な技術でWiFiルーターの王者となったWiMAXでしたが、無制限プランであっても実は直近3日間で10GB以上使用した場合、あるいは混雑時に概ね1Mbpsに速度制限がかけられていました。
それでも多くの事業者が256kbpsや128kbps程度の速度制限を設定している中で、動画配信サイトのストリーミング再生が高画質モードで楽しめる範囲という画期的なものでした。
一方の楽天モバイルでは、利用規約に混雑時には速度制限を行う場合がある旨が記載されているものの、原則として使用量による制限はありません。
また、これまで混雑を理由に速度制限が適用された事例はごく稀で、一般的な使い方をしている限りは何ら影響を受けません。
すなわち、楽天モバイルはこれまでの通信事業者になかった完全なる通信無制限を実現しています。
料金も専用アプリの楽天LINKを使用すれば通話とSMSが無料、インターネットは1GBまでは無料、3GBまでは980円、20GBまでは1980円、その先はいくら使っても2980円というライトユーザーからヘビーユーザーまで納得のコストパフォーマンスで加入者が続々増えています。
楽天モバイルをWiFiルーターとして活用
楽天モバイルが提供するUNLIMITED VIは当初楽天独自の回線の整備が間に合わず、一部地域ではパートナー契約を結んでいるauの回線によるローミング接続が行われていました。
楽天回線ならば通信無制限で利用できましたが、ローミング接続になると月5GBまでとなるだけではなく、
使い切れば最大1Mbpsに速度制限されました。
しかし、2021年の秋ごろから順次パートナー回線が廃止となり、現在ではほぼ全ての都市で楽天回線のみに繋がるようになったことから、あのWiMAXを超える存在としての利用価値が高まったと考えるユーザーが
急増しました。
楽天モバイルではいくつかのWiFiルーターが販売されていますが、その中で最も人気なのが最新の楽天WiFi
ポケット2Bです。楽天の高速回線をそのままに最大16台までのデバイスを接続できるほか、スマートフォンやタブレット側の設定は本体の画面に表示されたQRコードを読み込むだけなので簡単です。
バッテリーの容量は2520mAhで10時間もの稼働が可能で、プライベートからビジネスまでをカバーするに十分な性能です。また、本体の裏側に
あるお馴染みの楽天パンダのキャラクターもかわいいと評判です。
そんな快適で高速な楽天WiFiポケットB2を使用し、モバイルライフを
エンジョイする方が増えています。