WiMAXはモバイルインターネット回線の一種であり、無線技術を規格化した中の一つの形式です。
対応する専用のルーターを介することによって、従来型の無線通信よりも高速でインターネット接続を行うことが出来ます。回線の契約をすればスマートフォンの通信規格である4GLTEや5Gなどの回線を利用することで、混雑にも強く大きなデーターも速い速度で送受信出来るメリットがあるのです。
光回線などは電話ケーブルをモデムやルーターを利用することでデジタル回線化して、有線LANやWANで接続してインターネットに接続するシステムになります。
高速で安定しておりますが、有線である必要があり出先では回線を使えません。さらに工事が必要であり、住宅によっては工事が不可などの制限があります。
WiMAXの魅力はこうした制限がなく、据え置き型やハンディタイプなどを
契約すれば、工事不要でインターネットを利用出来ることです。
以前よりも無線LANの速度が上がったことと、通信量の制限が段階的に緩和されたことで実用性も大幅に上がっております。有線環境が利用出来ない時にはWiMAXを検討することが、ユーザーの現実的な選択肢になりました。
WiMAXの速度について
インターネット接続は1秒間に通信出来るデーター量で比較出来ます。主な通信回線ではLTEは1秒間で110Mbpsであり、近年主流になっている4Gは1Gbpsです。
そしてWiMAXは1.2Gbpsとなっており、無線形式の中ではトップの成績になります。理論値ではありますが専用のルーターを使うために、安定性が抜群なこともメリットです。チャットやメールを利用する場合には10Mbps程度の通信速度、高画質動画を視聴する場合には100Mbpsの回線速度が目安と言われております。理論値よりも余裕があることで安定して接続と利用が可能であり、同時処理でも遅延が少なくなることが特徴です。
WiMAXならば1.2Gbpsを確保しているので、通常使用は問題ありません。利用量に関しても近年は緩和が進み、実質的には無制限の契約になります。
一日の上限量があっても接続は可能で、通信速度は下がりますが切断をされることはありません。また上位規格にも対応する契約プランも新設され、5Gや6Gでの運用や契約も順次発表されております。
これからは有線LANの利用者よりも、無線LANのWiMAXのような通信形態を選択するユーザーが増加すると予測されているのです。