複数のWi-Fiに設けられている通信制限の1つに、3日で10GBの制限が挙げられます。ギガ放題になっているプランであったとしても、この制限は基本的には設定されていることになるでしょう。データ通信を毎日利用し、大量のデータ通信を行う人にとっては、この点は大きなデメリットになってしまいます。
WiMAXにもこの通信制限が設けられていますが、なぜWiMAXにおいてこのような制限が設定されているのかというと、最大の事由は混雑回避のためです。多くのデータを使う人が数多くいた場合には、回線は混雑してしまいます。
するとユーザー全体の回線速度が混雑のためにかなり低下することになってしまうのです。データを多く消費したユーザの通信速度が遅くなるのはしょうがないことかもしれませんが、少ししか利用しない人まで混雑で遅くなってしまうのはなかなか納得がいきません。
一定の制限を設けることによって、WiMAXの利用者全員が平等に扱えるようになり、多くのユーザが快適に使えるようになります。
具体的にどのようなことができるのかというと、YouTubeやNetflixなどの動画サイトの場合には、高画質では約15時間、低画質の場合には約30時間の視聴で使い切ることになります。視聴する際の画質により消費するデータ量が異なるため十分に注意しましょう。
到達すると速度が低下するので注意
WiMAX利用中にこの制限に到達すると、速度は1Mbpsにまで低下してしまうのです。この数字だけ聞いてもどれぐらいなのかよくわからないと人も多いかもしれませんが、1Mbpsでできる事はかなり限られてしまいます。
LINEやTwitter等の利用に関しては特に問題がないかもしれませんが、高画質での動画視聴やオンラインゲームなどを楽しむ場合には支障が出てきます。
動画の読み込みが間に合わなくなりエラーになったり、キャラクターの動きがカクカクする可能性も考えられます。重たいデータのアップロードやダウンロードなどもともかなり難しくなります。
この速度制限は三日間で超えた日の翌日の18時から翌々日の2時ごろまでが適用されます。制限されている時間は8時間程度ですが、仕事や学校に行く時間帯にもあたり、やや不便に感じる人もいるでしょう。
WiMAX利用中に通信料を抑えるためには、通信料をこまめにチェックすることが大切です。そして動画を見るときは解像度を高くしないことも大切です。WiMAXで動画を見る場合には標準画質や低画質を心がけましょう。そして外では街中に設置されているフリーWi-Fiを上手に活用し節約を心がけましょう。